>>前話 ぶっとびっFUDISAWA WARS 序

拓とゼファーが投げ出された土手は、幸い土が柔らかく雑草がクッションとなったこともあり、拓は全治1週間、

幸い土が柔らかく雑草がクッションとなったこともあり、拓は全治1週間、

バイクの修理代は、親ローン36回払いで済んだ。

病み上がり初日、拓はやはり校則違反フルコースで登校。

しかしのっけから授業はまだ医者から止められていると言い張って、屋上でサボっていた。

「おい拓、こっぴどくやられたな。」

拓の先輩にして藤沢最強の男、マー坊だ。

マー坊という男、不良ではあるが一本筋の通った漢である。

拓はマー坊に憧れて人生を踏み外す道の第一歩を踏み出した。

「拓、今からケリをつけに行くぞ。」

「え!今からっすか!?」

もうしばらくは養生したいのが拓の本音。

当分ケンカのたぐいを控える診断書を医者からもらってこなかったことを後悔した。

どの道マー坊には通用しないが。

しかし一方では心強くも思った。

「よし拓、単車まわせ」

「え!俺のバイクで行くんすか!?」

「当たり前だ。俺のバイクで行ったら俺のバイクがボコボコになるじゃろが。」

言っていることが無茶苦茶だ。

しかし今度は藤沢最強の漢がついている。

負ける気がしない。

二人は病み上がりのゼファーに跨り、江ノ電路面区間に向かう。

もちろん線路を・・走らない。

「この辺りかのう」

丹殺暴走特別警戒区域に到着。マー坊と拓は丹殺を待った。

ウーーーーーーゥッ!!

町中にけたたましく鳴り響く「訶魔苦羅覚醒中」警戒アラート。

藤沢市は厳戒態勢に入り第一種戦闘体制に移行した。

「マー坊、ヤツが来たよ!」

「おし来いや!ここがおまんらの終点駅じゃい!」

>>To Be Continued

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