(ミルねえさん風で)
こんばんわぁ。
わたしはマダムローズ。
バー『ミスターシスター』のママやってんの。
みんなはわたしのこと、ローズママって呼ぶわぁ。
たまに小学生がわたしを見て、UMAとか、使徒とか、ラスボスって叫んで逃げてくけど、基本ローズママでいいわよぉ。
それにしても、今夜はお客さんサッパリねぇ。
んー、こんな夜はこれね。
『マダムローズの多分ためになる話』
第1回ローズ流!美術館の楽しみ方
みなさんは、美術館ってよく行かれるのかしら。
・・そうよねぇ。
美術に興味なかったらダタ券もらっても、なかなか行かないわよねぇ。
でもね、今日の話を聞けば、明日にでも美術館にいきたくなるわよぉ。
そう、美術オンチのあなたも。
美術館って、絵画とか作品を楽しむって考えがちでしょ?
でもローズ流は違うの。
作家のイキザマを楽しむのよ!
何事もまずは準備からよねぇ。
<準備>
作家の「生まれた年」と「享年」を暗記しまーす。
以上。予備知識は要りません!
展覧会は大体、入り口に作者の略歴が展示してあるので、そこでチェックしてねぇ。
では、さっそく作品を観にいきましょう。
作品には大抵、タイトルが書かれた札が添えられています。
キャプションというそうです。
そこに記載されている制作年をチェック!
(制作年)-(生誕年)を計算して、だいたい何歳くらいでその作品を作ったか把握します。
そして、思いをはせるのです。。。
「18歳でこんなもの描いてたのか、スゲーな。オレなんてまだやんちゃ盛りだったのに」とか、
「なんか作風が急に変わった。30代、迷いが見られるな。」とか、
「自分と同じ年代の頃の作品か。」とか、
「もう死ぬ直前じゃん!」とか。
ね、なんか共感が増すでしょ?
この閲覧方法、ぜひお勧めです。
オプションとして、時代背景を把握しておくと、より感情移入できます。
でもまぁ、してなくても大丈夫。
あらやだ。マダム口調忘れてたわぁ。
じゃあね、シーユーサイチェン!