伝説の勇者編バックナンバー
序 章『旅立ちのとき』
第二章『はやく旅立てよ。』
最終章『そして伝説へ。』
—ナイトカフェ『プールタブー』にて—
カロト) マスター、前々から気になってたんだけど、あの床に刺さってる剣みたいの何?
マスター) あぁ、あれですか。ちょっと長くなりますが、昔話にお付き合い頂いてよろしいですか?
カロト) ぼ、ぼくでよければ。。。
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プールタブー開業前。マスター物件探し中。
不動産屋さん) どうですか、居抜き物件でこの家賃は他ではありえませんよ。
マスター) うん、なかなかいいですね。・・・ん?!!
不動産屋さん) あ、気づかれました?
マスター) 何ですか、あの床に刺さってる剣みたいなものは。
不動産屋さん) なんでも、このビル建てる前から刺さってたらしく、どうしても抜けなくて。
マスター) はぁ。
不動産屋さん) しょうがないからそのまま工事しちゃったみたいです。
マスター) 問題先送りすんなよ!
不動産屋さん) ビルのオーナーによると、あの剣は真の勇者しか抜けないそうです。
マスター) ひぇ~。
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マスター) まあ、気にしなければいいかと思い、刺したまま営業開始したわけです。
カロト) お前も問題先送りすんなよ!!
マスター) ちょっと試してみます?
カロト) うん。こんな感じかな、えいっ。
サクっ!
カロト)マスター) あ、抜けた。
こうしてぼくの冒険の旅は始まった。
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